とやまの伝統料理【かぶら寿し】
気温が低い今の時期にしか作らず、冬のご馳走として地元の人に愛されている一品です。
カブのサクサクした食感と、間にはさんだ魚のうまみ、そして麹の酸味が絶妙にマッチし、ご飯にも、日本酒にもとてもよく合います。
今日は、【かぶら寿し】の作り方をご紹介します。
▽写真はサケをはさんだかぶら寿し。(毎年、冬になると、母に作り方を教わっています。)
【かぶら寿しの作り方】
(材料)約20個分
甘酒(かぶら寿し用)約200〜300g
かぶ 中サイズ4個位 約400g
サケ又は〆サバ(刺身用)約20切れ
人参 1/2本
塩 かぶの重さの3%〜4% 約15g
※お好みで唐辛子
(作り方)
①かぶは、皮を厚めにむき上下を切り落とし、縦二つに切ってから約2cmの半月切りにし、真ん中に切れ込みを入れる。
※魚を挟むために切目を8分目までいれる。
②漬物タルに①を入れて、塩をまんべんなく振り、重石をして2〜3日塩漬けする。
③②をザルにあげ、水を捨てる。
④サケをかぶの切れ込みにはさむ。
⑤人参は千切り(又は桜型に切ると見た目が良い)にする。
⑥漬物容器に、甘酒を薄くぬってその上に④を隙間なく敷き詰め、甘酒、⑤と、これを順に繰り返して、最後押しフタをして重石を置く。
⑦10度以下の場所や、冷蔵庫などで4〜10日漬け込む。
⑧食べる時は一口サイズに切って皿に盛り付け完成!
これから冬の富山野菜は「カンカン野菜」とよばれ、とても甘くておいしい季節になります。
▽カブを使ってつくった野菜ブーケ
▽カブを使ってつくった野菜ブーケ
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